昨年のこと。
毎日朝晩のインスリン投与を欠かせない生活になって1年3ヶ月。
粒さんが10月24日の夜に体調崩して緊急入院した。

その頃は咳の出る回数が増え、咳き込みも酷くなってきていたが、
定期的な通院以外に病院へ連れて行くことは
最小限にとどめておきたい理由があった。

病院ではとってもよいこだけど、病院にいくことがわかると
お気に入りの段ボールハウスや冷蔵庫の隙間に隠れてしまい、
おウチからでたくないオーラ全開になる、粒。
そんな粒を強引にキャリーに押し込んで連れて行く。

キャリーに入れば観念するとはいえ
糖尿病を抱えている粒にとって、
ストレスをかけないように過ごさせてあげることも
とても大切な治療の一環であるから。

つぶ3


レントゲンの結果、胸水がたまってた。
脇腹の毛を刈ってお水抜いてもらったら
人間で言うと約1.5リットルも…

ストレスをかけないためと思っていたことが
粒の容態を悪化させることになってしまった。
粒さんごめんね。

つぶ4


先生も粒の性格を考慮してくださり、
入院で家族と離れてしまうことが粒にとって負担になると考え
抜いてもらった胸水の検査結果が出るまで、
自宅で安静に経過観察することになった。

「ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに連れてきてください」
そう言っていただき、粒を連れて帰宅した。


多頭飼いの我が家にとって、安静という言葉が通用するのか…
という不安もなくはなかった。

ただ、粒の体調が悪いというのは何となく伝わるようで
いつもよりみんなおとなしく過ごしてくれている気はした。


たくさんたまっていた胸水を抜いてもらったことで
それまで1日中暗いところでぐったりしてた粒も、
翌日は少し落ち着いていたのか明るい窓辺でお外を見たりしていたので
ちょっと安心した。

つぶ6

茶まめ母さんも、そっとそばにいる。

つぶ5

ただ、少し元気が出てきたせいか、
その夜はお薬を飲んでくれなくて困ったりもした。


そんな粒は私の姿が見えなくなると
たくさん鳴いて咳がいっぱい出てしまうので
予定を全てキャンセルして数年ぶりにひきこもることにした。