第1章 記憶にない。  第2章 コロ。  第3章 お世話。  第4章 運命。  第5章 優しさ。  第6章 出逢い。

第7章 決断。  第8章 家族。  第9章 ケセラセラ。  第10章 別れ。  第11章 人情。  第12章 暮らし。

第13章 思い。  第14章 一緒に。 第15章 無情。

私は長い眠りについた子猫を抱え、動物病院をあとにした。

ここへ越してきて、はじめてこの場面に立ち会った私は
県の動物愛護センターに問い合わせ、子猫を引き取りに来てもらえる所を教えてもらった。

せめてもの供養になればと、小さな花柄の紙袋にきれいなペットシーツを敷き、
子猫と一緒にドライフードとおやつを入れた。



数時間後、市役所から1人の男性が子猫を引き取りにやってきた。



「この子です」



そう言って小さな袋を渡すと



「ご連絡、有難うございました。お預かりします」



そう言って頭を深く下げて帰っていった。
子猫を助けられなかった事と、獣医師の心無い言葉に打ちひしがれていた私は、
その男性の ” お預かりします ” という言葉に少し救われた気がした。




それから10日ほどたった頃。

夜遅くスーパーへ行くと、コンテナの下から猫の鳴き声が聞こえてきた。
暗くて姿は見えないが、大きな声で何度も何度も鳴いていた。



「おいで」



鳴き声のする方に声をかけてみると、警戒しながらも子猫が近づいてきた。
そこは、あの茶トラの子猫がいた場所だった。



子猫の大きさと毛色を見て、あの茶トラの子猫と兄妹だと思った。
少しの間、そこで子猫の家族がいないか様子をみていたが
茶トラの子猫が生きていけなかったこともあり、連れ帰る事にした。



家に戻り、子猫のお腹が満たされたところでお風呂に入れた。
きっとひとりぼっちで寂しかったのだろう。
家族の胸に抱かれ、子猫はすやすやと眠りについた。

ちゃ





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