Categoryねこの血尿

もすは2015年5月から血尿で通院をしています。

そして11月24日火曜日、AM7:00もすが緊急入院しました。

似たような事例のネット検索でたどり着く方がいると思うので
覚書としてのほか、何かの薬に立てばと思い記事にします。


※ 症例画像は小さめにしてありますが、血尿の写真など載せてあります。

*****************************************************************************

11月21日土曜日には2週間に1度の点滴と抗生剤を射つために通院。

前回5ヶ月ぶりに外部機関での細菌検査をしてもらい、
以前尿中に2種類いた細菌がまだひとついることがわかり、
今回飲み薬を変えた。

もす病院
21日土曜日 通院時のもす


・21日の夜から、朝晩2回の新しい薬を開始。(薬1錠目)


・22日朝晩の服薬はいつもと変わらず、おしっこ朝晩2回。
     (薬2、3錠目)


・23日朝服薬を嫌がり食欲が落ち元気がない。
 お水も飲まなくなった。(薬4、5錠目)
 うんちは大人の親指大の一欠片のみ。
 この日のPM11:00頃を最後におしっこが出なくなった

PM10:00頃、口から泡をだらだら出し始めた。
服薬時にうまく飲めなかった時などよく見られる症状。
服薬から2時間ほど経過していたが、
ちゃんと飲み込めていなかった薬が何かのきっかけで
口元に戻ってきたような感じ。

何度か似たような経験があったので、慌てず様子を見る事にした。

もすシンク
熱があるためかひんやりしたシンクの中で横になる。

・24日AM6:30頃かかりつけの病院へ連絡し、連れて行く。

ショッピングモール内の病院なので、従業員口から預け入院。
AM8時頃、血液検査・レントゲン等するというの連絡をいただく。

夕方連絡があり、病院へ。
血液検査の結果と症状と今後の対処法を聞き、そのまま入院継続で点滴を続けるか
毎日通えるようなら、もすの負担を避けるために
自宅に連れて帰ってあげる事が望ましいとの事で、
そのまま連れて帰ることにした。

もすリラックス
点滴で熱が下がり少し楽になってきたような、もす。

血液検査の結果は以下のとおり。
血液検査

(赤線のところを上から)

PVC(%)赤血球容積比 45(基準値30~38)
WBC(/ul) 白血球数 計測不能(基準値5500~19500)
TP(g/dl)総たんぱく質 10.2(基準値5.4~7.8)
ALB(g/dl) アルブミン 4.1(基準値2.1~3.3)
TG(mg/dl) トリグリセリド 500(基準値18~69)
T-Chol(U/L) 総コレステロール 272(基準値53~164)
Cl(mEq/L) クロール 112(基準値117~123)

この結果でわかった事

・血液がドロドロで循環不全を起こしているということ。
・そのため心臓が小さくなり心拍数がかなり早くなっている。
・いつ心臓が止まるかわからない状態。
・おしっこが出ないと危険。

対処法として、血液をサラサラにするため点滴をする。
水を飲まなくても大丈夫な水分は補給できるので、おしっこがでるはず。
ひとまず普段飲んでいる服薬は全て中止。

翌日の点滴時には、まだおしっこが出ない状態で通院。

猫は24時間(48時間と書かれている場合もある)おしっこが出ないと
尿毒症にかかり死に至ることもあると言われている。

いずれにせよ、最短時間で考えなければならない。

・25日 PM6:30に点滴のため病院へ。
この時点まで一度もおしっこがでていなかったので、今夜が山と言われる。
普段は療養食だが、なんでも食べたいものを食べさせてあげてと言われる。

PM7:30 水で薄めたパウチをティースプーンに1杯くらい食べた。
PM8:00 いつもの夜ご飯の時間、ここでも同じくらいパウチを食べた。
PM9:00 前回より少なめだがパウチを食べた。

・26日 AM6:30 パウチをひと片食べた。
この日の朝、AM7:00頃、56時間ぶりにおしっこをした


※ おしっこが止まっていたのは 11/23(月)PM11:00~11/26(木)AM7:00

結果的に、もすは56時間おしっこが出なかった。
56時間目に出たおしっこの量は、いつもの1回分と同じくらい。
元々血尿だったので、たまっていた分血液の濃さもひどかった。


56時間ぶりにおしっこをした時の写真。
33時間ぶりおしっこ


いつもは寝る時ゲージに入り、上段に撥水タイプのウッドチップを入れ、
下には白いペットシーツを敷いたトイレを使い、毎日色や量を見ている。
今回は体調不良で1日通してゲージの外にいるため、紙砂のトイレを使った。


56時間ぶりのおしっこ(11月26日AM7:00)
おしっこ
真っ赤。

健康な子のおしっこと比較
おしっこ比較

さらに翌朝(11月27日AM6:50)
もす2015/11/27朝
まだ真ん中に血液が見られる。

さらに翌朝(11月28日AM7:10)
もす2015/11/28朝
健康なことほぼ同じ色に戻った。

とはいえ、自力でほとんど水を飲んでいないため1日1回のおしっこ。


・27日 2度目の血液検査とエコー検査。

血液検査2

今回の結果

PVC(%)赤血球容積比 33(基準値30~38)
WBC(/ul) 白血球数 3700(基準値5500~19500)
まだかなり低いが計測できるまで上がってきた



TP(g/dl)総たんぱく質 6.6(基準値5.4~7.8)
ALB(g/dl) アルブミン 2.9(基準値2.1~3.3)
TG(mg/dl) トリグリセリド 34(基準値18~69)
T-Chol(U/L) 総コレステロール 120(基準値53~164)
Cl(mEq/L) クロール 126(基準値117~123)


前回の結果

PVC(%)赤血球容積比 45(基準値30~38)
WBC(/ul) 白血球数 計測不能(基準値5500~19500)
TP(g/dl)総たんぱく質 10.2(基準値5.4~7.8)
ALB(g/dl) アルブミン 4.1(基準値2.1~3.3)
TG(mg/dl) トリグリセリド 500(基準値18~69)
T-Chol(U/L) 総コレステロール 272(基準値53~164)
Cl(mEq/L) クロール 112(基準値117~123)

2度目の血液検査の時に、エコー検査も行った。
肝臓、膵臓、に異常はなく、膀胱もきれい。
十二指腸が少し厚いようで、通常4mmくらいのところが6mm。


・28日PM17:30 なにも食べない日が続くと腸が動かず
食欲も戻ってこないということで、病院で先生がご飯を食べさせてくれた。
帰宅後、サンプルでもらったドライフードを自分から5gほど食べた。



元々お水を飲む量も少なく、食が細い子なのだが
ここ数日お水を飲んでいないので試行錯誤。
ただし点滴をしているので、飲まなくても水分補給はできている。

ごはんに関しては、今日は病院で食べさせてくれたこともあり、
今までよりは全然多いが少しお腹に入れた程度。
ちゅ~るも食べない子なのでこれも課題。

特に隠れているわけではなく、リビングでくつろいだり
他のみんなと一緒にいることが多い。




もすは、少し前に薬を変えた時にも体調を崩した経緯がある。

その薬の副作用で、まれに吐き気がでる子がいるそうだが
ほとんど見ないとのことだった。
しかし見事に吐き戻しがあり、
通常の吐き戻しとは全く違うものだったため副作用と推測し
服薬を中止。
薬が抜けきった頃の翌々日の朝には元気になっていた。


今回も同じような副作用がまれにあるという話だったので
吐き戻しではなかったが、薬の影響は否めないと思った。



まだ原因はわかっていないが、少しづつ回復に向かっている。
今後も毎日点滴のため通院予定。


もす2015/11/28現在
エコー検査のため再びお腹が寒くなっちゃった、もすくん。(11/28PM8:00)
へそ天はリラックスしている証拠なので、少し安心。






**************************************************************************
2015年5月14日AM4:25に最初の血尿。

これは初めて血尿がでた時からのペットシーツの写真。
左上から右に、だいたいAM8:30、PM8:30で撮影。
途中色がキレイになった場合は撮っていない。

下から2段目いちばん右が 2015年7月25日AM7:00
そこから3ヶ月ほどは、時々薄茶~こげ茶のおしっこになることはあったものの
1~2日でおさまっていた。(この間写真は撮っていない)
※ただし点滴を止めると血尿が出るため、週2回以上の通院点滴は継続

いちばん下の段左端、点滴継続中に血尿が再発。
2015年11月14日AM8:20

ペットシーツ


**************************************************************************

以上、参考になればと思い、覚書の意味も含め画像も載せておきます。


12/1 一部修正





このエントリーをはてなブックマークに追加

我が家の男子には個室があり、走太以外はそれぞれ専用のトイレが置いてある。
男子トイレはおしっこの色や量ができるだけ分かりやすいように、
2段になったザルタイプのトイレに撥水性のある”木材チップ”の砂を使い
下に白のペットシーツを敷いている。

個室に入るのは、他の子のフードを食べてしまわないために
ごはんをあげる時と、夜ごはんが終わってそのまま朝まで。
リビングや寝室にもトイレは置いてあるが
男子はケージの外に出ている時でも自分のトイレに戻って用を足したりするので
各自の体調管理にはそこそこ役立ってる。

もすと一球は小さい頃から肝臓の数値が高めで
去勢もなかなかGOが出なかった経緯がある。
そしてこのふたり、油断するとすぐに結晶が出るため、
ごはんはロイヤルカナンPhコントロール0。
(ちなみに粒はロイヤルカナン糖コントロール)

そんなもすが5月にまっ赤なおしっこをした。
おしっこの色が濃いめになったりする事はあるとはいえ
出血レベルのおしっこは初めてだった。

もす2

もすは血尿をした日も食欲はあり元気もあった。
おしっこを痛がる様子も出にくそうな様子もなく、
ただ色が尋常じゃない赤。

すでにおしっこをしているため採取できず
ペットシーツの写真を撮り病院へ連れていった。

もす1

その日は応急処置として止血のための点滴と抗生剤を注射してもらい、帰宅。
おしっこが採取でき次第届ける事にした。

まっ赤なおしっこをした時は目ん玉飛び出ちゃうかと思った。かもしれない。
もす3
びよよ~ん

記録のため載せるけど、ちょっと小さめに。

2015,5,14

このエントリーをはてなブックマークに追加